10種雲形とは
すべての雲を基本的な10の種類に分けたものです。私たちが目にする雲は、この10種類のどれかに区別されます。
高さや形などの条件で分け方が決められています。
10種雲形の日本語名と高さ
10種雲形の一覧(特徴)
まず雲の高さ別に「上層(じょうそう)・中層(ちゅうそう)・下層(かそう)」に分け、それぞれ3種類ずつ、計9種類の雲があります。
さらに、下層から上層までのびる「積乱雲」が加わり、10種類となります。
- 上層雲
- 巻雲
- 巻き毛や絹のような形【別名】すじ雲
- 巻積雲
- 豆つぶや小石を集めたように見える【別名】いわし雲・うろこ雲
- 巻層雲
- 白く薄い(うすい)雲で暈現象(かさげんしょう)が起きる【別名】うす雲
- 巻雲
- 中層雲
- 高積雲
- うすい板状か丸みのある雲【別名】ひつじ雲・まだら雲
- 高層雲
- 層状(そうじょう)に空をおおう雲【別名】おぼろ雲
- 乱層雲
- 暗い灰色(くらいはいいろ)の層状(そうじょう)の雲【別名】雨雲・雪雲(あまぐも・ゆきぐも)
- 高積雲
- 下層雲
- 層積雲
- ロール状で丸みをおびた塊(かたまり)の雲【別名】うね雲・くもり雲
- 層雲
- 最も低く現れる霧(きり)のような雲【別名】霧雲(きりぐも)
- 積雲
- 綿がしのようにふんわりとした雲【別名】わた雲
- 層積雲
- 積乱雲
- 空の上のほうへ大きくのびた白い雲【別名】雷雲・入道雲(かみなりぐも・にゅうどうぐも)
※「10種雲形のうた」の動画では、別名のうち1種類のみを紹介しています。
この10種類の分け方は世界共通で、気象学や気象予報の専門家は、日本語名だけではなく、英語名、アルファベット略称を使いこなしています。
未来の気象予報士・気象博士をめざす皆さん。ぜひ「10種雲形のうた」で覚えて、実力テストにチャレンジしてみてください。
10種雲形実力テスト
「10種雲形のうた」の動画で、しっかり覚えられたかな?テストで確認してみよう。
テストは、何回でもチャレンジできます。
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